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12Aug/18

韓国の現状

韓国は、世界でも異例の赤ちゃん流出国です。特に、韓国から米国に渡る国際養子の数は急増しました。米国が世界各地から迎える養子の半分以上を占め続けています。 米国での国際養子縁組の着実な伸びに比例し、それに支えられる形になっていました。 韓国には儒教文化の伝統が色濃く残っており、血縁を重んじる風土があります。地方から都会に出て来た若い女性が未婚の母になり、生まれた子を国内で里子に出そうとしても難しい、という背景がありました。 ところが、ソウル五輪の年からは、渡米する国際養子の数は一気に減り始めました。米国の養子斡旋関係者によると、ソウル五輪の前にマスコミが関連の話題として、「韓国から続々と渡米する赤ちゃん」について取り上げたのがきっかけでした。それが韓国本土に跳ね返って反響を呼び、「国の恥だ」などといった批判に火がつく格好になりました。それを受けて政府もルール作りに乗り出しました。 数年後には、韓国から渡米したが国際養子の数は最盛期の四分の一近い人数にまで落ち込んでしまいました。

09Aug/18

里親会などについて知りたい場合

引き続き、養子縁組に際しての情報を集めていく手順を紹介します。 里親会について知りたい場合も、各県のサイトで紹介していることがあります。紹介がなくても、前段落のように「自県 県里親会」というようなキーワードで検索し、サイトを発見することができます。そして里親会のサイトにたどり着けば、一般公開しているイベントや地域の里親会の活動の様子も探れます。また、問い合わせ用のメールアドレスが掲載されていることも多いので、地域で養子縁組をした里親に、どれだけ子どもが委託されているかなどの現状を聞くこともできることでしょう。そういった里親サロンなどに参加させてもらうことが可能かどうか、また地域における養子縁組里親を紹介してもらうことができるかも確認できるでしょう。 自治体によっては、里親制度を紹介したDVDを制作していることもあります。里親講座や体験発表会などの場で上映されることで活用しているようです。そういったDVDを貸し出してくれる児童相談所もあるので、イベントに参加することが難しければ、問い合わせてみることも大事です。

02Jul/18

知っておくべき養子縁組のこと

長年、里親制度と養子縁組を支援してこられた日本社会事業大学専門職大学院の方は、「里親制度は、里親か子どもの片方だけがしあわせになるのではなく、双方がしあわせになる制度にしていかなければならない」とおっしゃっています。現状の里親制度も養子縁組の法律も、子どもを望むすべての希望者に合う完全なものではなく、よりよいものにしていくための検討 が続けられています。養親になることを考え始めた方々にも、子どもと一緒にしあわせになるために、よく検討するべき事項や課題があります。最近では昔に比べて、養子縁組に関するテレビや新聞での報道が増えはていますが、養子縁組に興味をもった人にとって、限られた紙面や時間で提供された情報は断片的です。その断片的な情報が先入観となって、前に進めない夫婦もいるかもしれません。 例えば養親の条件に関して「養親を希望する人は40歳以下でなければいけない」「共働きはダメ」など、どこかで耳にした内容で、あきらめてしまう人もいると思います。しかし、養親の 条件は子どもの事情により違ってきますし、児童相談所、民間機関によっても違います。 養子縁組は一度に理解することが難しいものです。断片的な情報で養親になることをあきら めてしまう人は、養子縁組がその人にとっての選択肢ではなかっただけかもしれません。ですが、情報が不十分だったために検討する機会が失われてしまっては残念です。養子縁組という選択肢が気になり始めたら、どこかで聞いたような話であきらめてしまう前に、活きた情報が得られる場所に出向き、人に会って話を聞いてみてくださ い。そうしているうちに順を追ってわかってくることも多く、また、そのプロセスで出会った人との 交流や知識にだんだんと助けられるようになっていきます。

02Jun/18

子どもの委託が打診されない状況、パターン例

・児童相談所が子どもの虐待対応に追われているパターン 児童相談所は子どもの虐待に関する通報があると、まずはとにかく保護するため何よりも先んじて現状へ駆けつけ、子どもの安否を確認する使命があります。 そして、子どもを里親委託するために、施設で生活する子どもに関しては、施設での様子や生活ぶりを調査、子どもの親への意志確認、子どもを里親委託するための検討会議を開催、と、いくつもの手順をクリアしてやっと里親に打診します。それが終わってからも、里親宅に家庭訪問に出向き、養子縁組についての意志を確かめ、あるいは子どもとの面会日を調整したりといった地道な作業をずっと続けることになります。 多くの人間が関わり、また多くの時聞も必要とし、全ての工程を慎重に検討しながら進めなければならず、里親委託に割くための時聞が取れないというケースがあります。 ・もともとその自治体は積極的な里親委託をおこなっていないパターン 里親探しに関する広報活動をしていても、実は委託する環境が整っていないのではないかと思わざるを得ない地域も事例として散見されるようです。 ・子どもの親が養子縁組に同意してくれないパターン 養子縁組を委託することが適当であると判断された家庭でありながら、生みの親からの同意が得られなかったというケースもあるとの調査も出ているようです。 ・子どもの心身がかなりダメージを受けている状態 この場合、特別な治療を必要とするため、里親の元だけではかかる養育すべてを充分におこなうには懸念が残ると児童相談所に判断されるパターンもあります。 ・子どもに対する要望が多い里親 里親という立場から、子どもに関する要望を多く出してしまうと、子どもと出会いにくいという傾向があります。長い期間を待つうちに、子供を受け入れるための生活リズムを変えてしまったり、場所などの環境が移り変わってしまったり、介護や病気などという要素があらわれ、子どもを迎えることが難しくなる里親も存在するようです。2839

02May/18

養子縁組里親として認定されるための条件

養子縁組里親として認定されるためには、条件があります。 ・要保護児童の養育についての理解及び熱意並びに児童に対する豊かな愛情を有していること ・経済的に困窮していないこと ・里親本人、またはその同居人が欠格事由に該当していないこと ・養子縁組によって、養親となることを希望する者であること ほかにも、自治体が基準としても受けている里親研修を修了することも条件に含まれます。 欠格事由についての説明を加えます。 ・成年被後見人、または被保佐人(同居人にあっては除く) ・禁鋼以上の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなるまでの 者 ・児童福祉法、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律、その他、国民の福祉に関する法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなるまでの者 ・児童虐待の防止等に関する法律第二条に規定する児童虐待、または被措置児童等虐待を行った者、その他、児童の福祉に関し著しく不適当な行為をした者 こういった欠格事由について児童相談所は、申請者が居住する市区町村に対して、犯罪歴を証明する書類の提出を依頼するという方法などで、随時確認をしています。 ごくたまに、子どもが委託され、親子の絆ができた頃にさしかかって、里親の欠格事由が明らかになり、子どもが里親家庭から離されることがあります。子どもにとっては、せっかく出会えた新しい家族をまたしても失うことになり、心身への影響は計り知れません。申請者として、欠格事由を軽視することは許されません。

21Apr/18

養子を育てたい夫婦のための連続講座における講座体験記

まだ里親になるための研修制度が十分ではない頃に、前段落「養子を育てたい夫婦のための連続講座」に参加したという方の体験記を紹介致します。 その際は、参加者がグループで輪を作り、テーマを与えられ語り合ったそうです。自らの不妊経験を紹介する人もおり、嗚咽を漏らす参加者の方もいたとのことでした。ある参加者の方が、大きな深呼吸をしたあとに、「いろいろ体験して、悩み、ようやく連続講座の第1週の今日を迎えることができました」と、しみじみとした表情で話していたことが強く印象に残っているとのことで、すでに覚悟を決めている様子がじわじわと伝わってきたそうです。 グループでの話し合いのあとはロールプレイ。参加者の方は、そこではじめて具体的に「養親には何が必要とされているか」を知ることができたとのことで、子育てしたいという思いだけでは務まらない現実がそこにはあること、思った以上の体力が必要なこと、子どもをあるがままに受け入れる包容力、養子縁組であるという子どもの自分のルーツを知る権利の尊重など、短い時間で多くの情報を得られたそうで、覚悟もあった状態でありながらかなり精神的に疲れてしまった程だったそうです。回復には数日を要するほどだったとのことです。しかしそのおかげで、養親になりたいという確固たる気持ちを得られたと思えたそうです。 そういった経験をもとに、何年後かには同講座にオブザーバとして、参加する機会を得るまでに至ったとのことです。その時には講座自体の洗練が見られ、泣いている参加者もおらず、会場の雰囲気が明るくなっていたそうです。また、不妊クリニックの看護師や里親を支援する機関の方も同じくオブザーバとして参加していたため、かつての催しよりも内容が深くなっているだけでなく、養子縁組に対する意識や見られ方などが良い意味で変わってきたように思えたそうです。 連続講座におけるイメージを掴むために必要な情報として、講座中の状況は ・椅子が円状に並べられていて、夫婦離れて座ることになる。 ・隣に座っている人とベアを組み、相手にインタビューをする。 ・さらに、隣の人について他の参加者に他己紹介おこなう。 ・男女グループに分かれ、ディスカッションをする。その結果を発表する。 ・ロールプレイでは、「子どもへの真実告知」「近隣・親族への対応」「子どもの思春期」など について扱う ・養親の体験談 ・養子縁組までのプロセス という形であったそうで、受講するにあたって心がけておくべきであるとも思われます。