養子縁組を解消したいときの方法には、3つのパターンがあります。 そのうちの一つが協議離縁です。これは最も穏当なタイプで、子も親も納得したうえで縁組関係を無くすやり方です。

実際に養子縁組をしてみたけれど、関係が悪化してうまくいかない・生活上でトラブルが発生し、なかなか解決する見込みがないといった場合になされることが多いです。 当初は渡すつもりだったものの、一緒に暮らしていく中で遺産を残すわけにはいかないと感じたり、渡すほどの価値は無いと思うようになったりする場合も残念ながら少なくありません。

いつまでも仲睦まじい関係が築けるのが一番ですが、一般的な親子関係でも何かとトラブルは発生するものですし、 ましてや血のつながりのない養子との関係が継続的に穏便に進むというのも、それなりに大変なものがあります。 お互いの利害が一致し、双方とも関係の解消を望むのであれば、合議の場をもってスムーズに終わらせることができるのです。 具体的には役所へ赴いて各種書類を提出しなければなりません。 離縁のための届け出をだすのですが、その書類には養親2人のサインと印鑑が求められます。

さらに本籍以外に現住所を置いている場合は戸籍謄本も必須で、免許証をはじめとした本人と特定できるような書類も用意してください。 役所に持っていくのは親と子のどちらでも構いませんが、三者全員ぶんのサインと捺印が必要です。

この手続きによって、姓は現在のものが破棄され、養子縁組をする前のものになります。 関係解消後に養親が逝去された場合も相続の権利は有さないため、養子は遺産相続も一切できなくなるわけです。 協議離縁の場合、円満に解決するために慰謝料を払うケースも多いようです。