ファンクショナルトレーニングはクライアントの身体機能の状態、状況を見極め、そのクライアン卜に必要とされる様々な要素のトレーニングを処方することであるといえる。そして、それは別の視点で捉えれば「リコンデイシヨニング」であり、パーソナルトレーナーが提供する 「パーソナルト レー ニング」そのものであると考えることができる 。

すなわち、パーソナルトレーナーはファンクショナルトレーニングをクライアントに対して提供しなければならないといえるわけだ、が、ファンクショナルトレーニングを提供する上で重要となる「ファンクショナルムーブメント 」の評価を実施するためには実に多くの知識と経験を必要とする 。また、その評価基準を統一することは難しいことから、パーソナルトレーナーによって評価が異なる可能性もある。そこで、 全ての人に共通する要素である重力に抗して正しい姿勢を維持するという身体機能を高めるべく、プレハビリテーショントレーニングを基盤とするファンクショナルトレーニングを提供することが適切ではないかと考えている。特に一般の人においては、基礎的なプレハビリテーショントレーニングだけでも充分に身体機能を向上させることができると考えられる。

基礎的なプレハピリテーシヨントレーニングは、特定の筋()をアイソレーションした状態で強化するエクササイズが中心となり、それらのエクササイズは正しい動作が求められることからパーソナルトレーナーの適切な指導が重要となる。

近年、ファンクショナルトレーニングが注目を浴び、バランスボールやバランスディスク等を用いたり、その他の器具を用いて、複雑な動作を伴うエクササイズを多用したトレーニ ングを提供しているパーソナルトレーナーも少なくないのではないかと思われる 。この数年間で、パーソナルトレーニングの認知度は高まりつつあるといえるが、現段階においても一般の人からみればパーソナルトレーニングは特別なものであることは間違いない。貴重な時間と費用を費やすという点で考えれば、クライアントに対して何か特別な方法のトレーニングを提供しなければならないと思うのは当然ともいえるが、気持ちばかりが先行して、複雑な動作のエクササイズを入れすぎているのではないかと考える。しかしながら、パーソナルトレーニングで重要なことは特殊な方法のトレーニングをクライアントに提供することではなく、クライアントと正面から向き合い 、クライアントの目的を達成させるために必要なトレー ニングを提供することである。これらのことから、ただ単に方法論だけに捉われることなく 、クライアントの身体の状態などをしっかりと見極めながら、適切なエクササイズを選択し、より効果的なトレーニング指導を心がけることが重要であるといえるだろう 。そして、それこそが真のファンクシヨナルトレーニングであると私は考えている。このサイトでは、自宅で自分でもできるエキササイズを数多く紹介していきます。